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バックナンバー 螢光板
585号/2008. 7月号

 世の中、メタボ・メタボの一色である。肥満、糖尿病、高脂血症(最近は脂質代謝異常症というらしい)、高血圧など。これらは生活習慣病とよばれる。生活習慣の変化とは単純に食べ過ぎと運動不足。経済的に余裕ができ、過食・飽食。マイカーは単なる靴か下駄。メタボにならないほうがおかしい。追い討ちをかけるように医療の発達で長生き。けんかと自殺と交通事故以外で若者は死ななくなった。メタボのリスクファクターに長生きが入っていないのはおかしい。さて長生き。高齢になれば当然体の代謝は落ちる。さらに楽しい老後はおいしいものを食べてのんびり優雅に、という夢のキャッチフレーズ。メタボに輪をかける。さて私たちはこの生活習慣を変えることができますか?楽しい友人とのパーティーも、家族そろって週末の外食も、職場の納涼会・忘年会もみんなやめ。4キロ以内の通勤通学は徒歩(これでほぼ1日1万歩になる)。できますか?私できません。世界の多くの人々はメタボ年齢前に感染症・飢餓・爆弾・テロで日常的に死んでいる。皮肉なことにメタボは豊かさと長寿の代償に見えてくる。メタボ検診に特化した特定健診も始まった。メタボの撲滅?とりあえず65歳以上の方には家庭でうまいものを食わせないこと。家族そろっての食事にも高齢者はおいていくこと。焼肉屋は一人100gまでという条例を作り、夜10時以降のラーメン屋は閉店を義務化、なんてどうです?食事の楽しみ、という想念を完全に捨て去って、さてわれわれは老後の長い日々をいかに送ることできますでしょうか。



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