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バックナンバー 螢光板
589号/2008. 12月号

暮れに来て、今年を簡単に振り返ると、7月に北海道洞爺湖畔のホテルに於いて、所謂「環境サミット」が開かれ、温室効果ガス排出量半減の長期目標を宣言して終了した。ここでは、同窓の鴨下一郎環境大臣が主役のはずだったが、辞める時には「あなたとは違うんです」との言葉で有名になった福田首相が当然とはいえ、主役の席を占めていた。一国の首相として品格はどんなものだっただろうか。

一方、最近の若者の新聞離れはひどいらしい。ネットで見られるから新聞は必要ないという事らしい。新聞を作る側にも責任の一端があるような気がする。小室某とやらが詐欺事件を起こした記事が第1面を飾るとは、信じられない状態である。 アメリカ大統領選挙で初の黒人大統領が生まれたニュースより大きく取り扱われるし、誰がそんな風に国民を引っ張ってきたのだろうか?大宅壮一氏が、日本はテレビなどのマスメディアがこのまま進むと国民一億総白痴化になると予言した事が現実化してきている。

日本の民主主義が守らなければならない2つの点のうち、易しいほうの個人の自由と権利の方ばかりが強くなり、少なくとも、人間として守らなければならない―これが難しい―義務を果たせてないのが現状だろう。日本人の持っていた正義、信義、人を信頼する、謙譲の美徳等は何所へ行ってしまったのだろう。

10月に日本人がノーベル賞を受賞したニュースがあった。
日本から海外脱出した学者が含まれていたのも、前述した日本の状況を現しているのかもしれないが、今年の明るい話題だったと慰めている今日この頃である。



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