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バックナンバー 螢光板
603号/2010. 5月号
 

 民主党政権で初めての4月を迎えた。予算の抜本的見直しを掲げていたが早くも高速道路料金体系で批判を浴びている。そもそも「改革」、「抜本的見直し」と言って国民から見て本質的に変わったと感じたためしがない。小泉郵政改革しかり。古くは土光臨調。もっとも昨年8月には既に前政権の官僚による22年度の大まかな予算が組まれていたので民主党に同情する余地もある。民主党による予算編成を2回くらい行わないと民主党色が出ないと考えるならばここは様子見か。自民党の加藤紘一代議士が「政治のできることは少ない」と言っていたが、官僚中心の日本では政権交代と言っても日本が変わるわけではなさそうだ。

 昨年10月の政権発足当初にまず私たちが直面したのが、ちょうど申請の時期だった文部科学省科学研究費である。予算削減の可能性があり一時申請が止められた分野で該当者は混乱した。冬の新型インフルエンザワクチン騒動では医師である足立政務官が接種回数1回の決断をしたというリーダーシップは評価されているが、最終的にワクチンが余ってしまった。現場では収益は上がらず、忙しいだけで不評を買った。一方で新年度の一条の光は引き下げ一方だった診療報酬が一部増加に転じたことである。病院によっては経営の改善が期待されている。そして今般、民主党と太いパイプを持つ同窓の原中勝征先生が日本医師会長に当選された。原中先生は開業医であるが、もとはTNFを明らかにし、東大医科研内科の助教授を務められた学者でもある。多方面からのご活躍を期待したい。



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