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バックナンバー 螢光板
606号/2010. 9月号
 

 齢を重ねたからといって、必ずしも「若者に劣る」ということにはならない・・ということは、さまざまな場面で見られる。以前に医師会でパソコン教室を主催した際に、参加した80歳代の先生3人が3人とも、キーボードを実に上手に操作するのに驚いた。「お上手ですね・・」と言うと、「私たちの頃は、論文をタイプライターで書いたのよ」とのこと。つまり、英文の論文ということか・・と、頭が下がってしまった。聞けば、遠方に住む孫とのメールのやりとりが楽しくて、自然にコンピュータの扱いも覚えてしまったということだった。
 水泳や運動の世界でも、同様である。09年4月〜10年3月までのフルマラソン1歳刻みランキングというのがある。全国で開催される50のフルマラソン大会と一部海外の大会が対象である。これによると4時間以内の完走者の最高齢は、男子は76歳、女子は70歳だった。ちなみに、フルマラソン完走の統計上の最高齢は、昨年度は男子87歳(7時間54分)、女子84歳(6時間43分)だ。
 水泳では、7月に開催されたジャパンマスターズで、95歳の女性が50メートル平泳ぎで年代別世界新を記録していた。彼女に限らず、スタート台に上がるのに人の手を借りているような高齢者が、飛び込んだ瞬間から実に優雅に泳ぐ姿を見ることは多い。プールサイドでは、難聴もあるので、係員が耳元で「おばあちゃん、次ですからね」などと怒鳴るように話しかけていた。世界新を出した後も淡々としていて、周囲の人が再び耳元で「表彰式がありますからね帰らないでね」と怒鳴っていた。



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