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バックナンバー 螢光板
616号/2011. 9月号

 東日本大震災直後に、池袋の百貨店にテナントとして入っていたグッチ、ティファニーなど外国の高級ブランド店が一斉にいなくなって驚いた。そのフロアだけ、全く何もないのだ…。後で、「外資系企業や外国人が、暴動を警戒して撤退した」ことを知った。1週間ほどで何とか落ち着いたと思ったら原発の問題が起きて、東京電力管内から節電が始まった。ターミナル駅の薄暗い地下通路にも直ぐ慣れて、それが当たり前のようになったある週末に、大阪に行って驚いた。大阪の街の何と明るいことか!大阪駅構内の店は23時ころまで営業していて、若者で溢れかえっていた。明らかに東京と違う活気だった。「萎縮してしまうと、日本の経済がダメになる」と思った瞬間だった。しかし、節電が良かった…と思えることもあった。東京の夏が涼しく感じられたことだ。これまでは、エアコンの熱気やネオンサインの放熱などで町そのものが暖められている気がしたが、今夏はそれが少なく感じられた。7月のある日、マンション12階にある自宅のベランダに立つと、夜景がやけに綺麗なことに気づいた。例年の夏よりも空気が澄んでいるのだろう。はるか遠くまでビル群が見えた。友人が、「今年は、夏でも東京から富士山がよく見える」と言っていた。さて、思ったほど電力の需要がひっ迫せず街が少しずつ明るくなっているのに、首都高速道路や一般道の照明は相変わらず暗いのが気になる。これは、「節電か?それとも節約しているのか?」安全のためにも、これこそ点灯再開してもらいたいと思う今日この頃である。



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