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バックナンバー 螢光板
627号/2012. 10月号

 人は、他の動物から多くを学ぶ。特に犬と猫は身近な存在なので、彼らから教えられることが多い。犬には社会性があり、リーダーとフォロアーが存在する。もし群れに危険が及ぶようならば、リーダーは毅然とした態度で群れを守る。しかし、小さい時に群れから離され、飼い主がしつけを怠り甘やかすと、凶暴化するケースがある。

テレビ番組の「犬のカリスマトレーナー」でシーザー・ミランは、「心の安定した犬は、人間の最高の友だ」といい、「犬にはリハビリを、そして人間には訓練を」をモットーとし、飼い主と犬との難題を、短時間で劇的に解決してみせる。もし飼い主のエネルギーが不足していると、家庭でも屋外でも、犬は支配者にならざるを得ない。犬が読み取るのは言葉ではなく、人の心理だ。ひとたび犬が支配者になると、飼い主や他人、そして同居の犬や、散歩中に他の犬を攻撃するようになる。

可愛がるだけでは犬との信頼関係は得られず、犬は人を尊敬せずに、飼い主をフォロアーと見る。犬には口で注意しても意志は通じないので、タッチすることで犬の精神状態を変えさせる。犬は、相手が不安定で攻撃的であれば戦闘モードになり、相手が落ち着けば自分も落ち着く。落ち着いた状態が犬の本来の姿である。

最近の若者は、自分本位で他人の気持ちが読めないという。また、犬が持っている社会性に欠け、猫のように自分勝手な者が多い。ちなみに我が家の泥棒猫を何回も叱ってみたが、見事に失敗した。なぜなら猫には社会性や罪悪感が無く、過去を引きずらずに、今を生きているからである。



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