バックナンバー 螢光板
640号/2014.1月号

天寿を全うするとはどういうことか? 新年を迎えて「人の寿命」について考えてみた。天から授けられた寿命と250歳のことを天寿という。長寿の祝い歳は満年齢で61歳の還暦、70歳古稀、77歳喜寿、88歳米寿、99歳白寿、100歳百寿、120歳大還暦、250歳天寿と続いていく。ちなみに大還暦を迎えたのは、ジャンヌ・カルマンさんで史上唯一の人物である。フランス人女性である彼女は、1997年に122歳で亡くなっているが、115歳を超えてもなお若いころの記憶もしっかりしてユーモアのセンスも抜群だったと伝えられている。あのヴァン・ゴッホに会った女性でもある。

「人の寿命」はどのように決まるのか? 100歳を過ぎても元気に日常生活を送っている人たちを「百寿者」と呼び、そういう人たちの研究も始まっている。寿命には個人差があるが、実は誰もが100歳という寿命を持って生まれてきているという。遺伝子を構成するDNAの端にあるテロメアの長さで、現在の寿命がわかると考えられている。テロメアは細胞分裂をするたびに短くなり、ある一定の短さになったら細胞が死ぬ。そのことから、命のろうそくまたは寿命の回数券とも言われ、テロメアが長いほど寿命が長いことが医学誌ランセットでも実証されている。生活習慣の改善でテロメアの短縮をゆるやかにすることが出来れば、人の健康寿命はなんと125歳まで延ばせるらしい。

テロメアを破壊する活性酸素を減らすことを目的に、適度な食事と運動・そして生きがいをもつことを実践して健康寿命を延ばしたいものである。



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