バックナンバー 螢光板
655号/2015.7月号

某ラニング雑誌に、アンチエイジングについての特集が組まれた。試しに国語辞典をひいてみたら、「抗加齢。老化をふせぐこと。抗老化」と書いてあったが、一般に使われるようになったのは最近だという。

昨今、高齢者が元気で運動に勤しむ姿がたびたび報じられている。本年5月31日には、米国カリフォルニア州で開催されたロックンロールマラソン(26・2マイル、約42㎞)で92歳の米国人女性が7時間24分36秒で完走し、日本でも大きく報道された。彼女は癌を2度克服し76歳でマラソンを始めたという。ちなみにギネスワールドレコードによると、男性のマラソン完走最高齢記録は1977年に98歳のギリシャ人ランナーが記録しているという。水泳では、マスターズ日本記録女子で100歳以上区分の各種目に記録があり、最長の1500M自由形の記録は1時間14分8秒ほどである。少々泳ぎに自信がある人でも自由形で1500Mを完泳するのは簡単ではないのに、100歳を超えてこの元気である。

日常、運動を習慣化して行うことは、身体機能を維持し寝たきり防止に役立つことは周知である。加えて、大会出場・記録更新という目標を持つことは生きる目標を持つことになる。トレーニング計画をたて、周囲の人と切磋琢磨し、大会出場の際には会場まで交通機関を利用してアクセスすることから、認知症の予防にもなっている。何より、筋肉が鍛えられて張りがあり背筋も伸びているので、外見も若々しい。「年よりの冷や水」などと言わず、このような高齢者を応援していただきたいと思う。



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