バックナンバー 螢光板
669号/2016.12月号

今年も年末を迎える。いつの間にか1年が終わってしまったような気がするが、これこそが大過なくすぎた証で幸せなのかもしれない。一方で近親者を亡くされた会員もおられよう。本紙Around the World(~あのとき世界は~)にも毎月のおもな逝去者の名前が載る。

7月には作詞家の永六輔氏が亡くなった。その永氏作詞の「若い季節」などを歌っていたザ ピーナッツの妹の方、伊藤ユミさんも5月に亡くなっている。姉のエミさんはすでに4年前に亡くなっており、これでザ ピーナッツは彼方に行ってしまった。ザ ピーナッツが引退して約40年になるが、昭和30/40年代のアイドル歌手であった双子姉妹のハーモニーを懐かしむ先生方も多いだろう。

同じ頃に活躍していたダークダックスのゲタさん(喜早哲氏)とマンガさん(佐々木行氏)も3月、6月に相次いでなくなった。トップ・テナーを務めていたパクさん(高見澤宏氏)は平成23年に亡くなっており存命はバスのゾウさん(遠山一氏)ひとりである。CDが普及する前はダークダックスのロシア民謡などのカセットテープを、車を運転しながら聴いたものである。ダークダックスも引退して5年たつが、最近のテンポが速く外来語の多い歌謡曲に比べてあのしみじみとしたハーモニーは懐かしい。

平成になって間もなく29年めに入る。日本の人口の約25%を平成生まれが占める時代である。もちろん彼らはカセットテープを見たこともないという。やはり昭和は遠くなりにけりか。昭和を知らない若手同窓会員には無縁の言葉かもしれない。



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