バックナンバー 螢光板
670号/2017.1月号

例年なかなか数の減らない年賀状であるが、昨年は高校の恩師より「高齢のため代筆してもらっていたため」また今年は小学校の恩師より「定年退職してフツーのおばさんになったため」年賀状に「今回で最後にさせていただきます」と書かれていた。退職を区切りとして年賀状も整理しているのであろう。なんだか寂しい気もするが、自然に不通になることが多いなか律儀な恩師に感謝した。

日本老年学会が1月5日、これまで65歳以上を「高齢者」とみなす定義から75歳以上を「高齢者」とする変更、すなわち65~74歳は「准高齢者」(准高齢期:pre-old)、75~89歳は「高齢者」(高齢期:old)、90歳以上を「超高齢者」(超高齢期:oldest-old, super-old)と区分することを提言した。漫画「サザエさん」でおなじみの「波平さん」は現代の感覚では70歳くらいに見えるが実は54歳という設定だそうで、昨年6月の学会テーマが「新しい高齢者の定義」として、波平さんは「おじいちゃんでも高齢者ではありません」というものだった。

医師には職業上の定年はなく、生涯現役の先輩医師もいらっしゃる。知り合いのお母様は65歳できっぱりと閉院して、余生を送る素敵な家を新築したが、結局ニーズがあり80歳近くまで働いていたと聞いた。

この正月は1年ぶりに帰省した高校生の長男に足の踏み場がなく崩れそうな書類の山を見つけられてびっくりされた。部活の寮では毎日清掃の時間があり、整理・整頓にうるさいらしいのだ。年齢的に仕事の区切りはまだまだ先であるが、今年は酉年、しっかり片付けして飛躍の年にしたいと思う。



▲ページの上へ