バックナンバー 螢光板
671号/2017.3月号

ラジオが聴かれていない。調査では60%近い人がまったく聴かないか、めったに聴かないそうだ(リサーチバンク、13年)。インターネットにシフトしているのだろうがそれでもテレビ(地上波)を週に1日も見ないひとは3・5%にすぎずラジオのひとり負けのようだ(毎日新聞社、13年)。中学生にラジオの「聴き方がわからない」と言われたり、年配者は「家にラジオがない」という人も多いそうだ。ラジオはクルマの部品だと思っている若者もいると。でもラジオは頑張ってもいる。

インターネットを通じての同時放送ラジコ(radiko.jp)は10年4月に本格運用をはじめAM、FM、SWがパソコン、スマホなどで無料配信されている(通信料別)。パソコンなら検索すればすぐ見つかるしスマホならばアプリをダウンロードするだけで良い。このサービスは14年にエリア・フリーと称して全国の地方放送局が聞けるようになり特に野球シーズンには利用者が多いそうだ(月額350円)。15年3月には都市、地方を限らずにある難聴問題や外国波混信対策、さらに災害時の情報共有の強化策としてAM番組をFMで同時放送するFM補完放送(ワイドFM)が始まった。ついでラジコも昨年10月から過去一週間の放送がさかのぼって聞けるサービスを追加し更に充実した。

わが首相はテレビ局・新聞社、通信社の幹部と酒食を共にし、懐柔にこれ努めてそれなりの成果を挙げているやに聞く。ラジオは呼ばれもしないし聴かれてもいないので今のところ信頼できるか。



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