同窓新聞
第582号(2008年4月号)
2008.06.26
螢光板
世の中、喧々諤々な世情である。一国の最高権力者が泣きを見せ、野党党首を罵声する。野党首曰く、僕ちゃん党首の無責任おこもり後の参院選挙も、政権にすがりついて民意粉飾といわれれば納得。
先手、後手、攻守の得手不得手はあるにしろ、議論においての最も重要な一般認識と前提条件の段階でかみ合わないのが、今の日本の常識。個性、自己主張、声なき声などと言われれば、御もっとも!でエンド。正論一人声をあげれば、KY。
日本の為政は、歴史的に中国を手本とし、老荘思想で啓蒙。長く官僚制度を主柱に来た。明治維新から、欧米化。デモクラシーの中で、官吏の経済システムは現存。いわゆる、利権。実際、官吏は薄給で、その利権が本給であるのが、中国の官僚システムだそう。一方欧米では利権はある意味コミッション。各人の権利として正当化。日本は…両方ある、なし?これじゃやってられずに頭脳流失、中枢麻痺。
法制は、明治維新以降、独逸・仏蘭西を手本に、大陸法で骨格化され現存。この間、実務形態は、米英法に習い、戦後六十年の米国統治と相まって、判例法が闊歩し、法律論争。
医療は、独逸医学に学び、その教育・啓蒙組織作りも根深く今日に受け継がれる中、戦後の米国医療システムが啓蒙され、世代間格差社会。医療経済理論と福祉国家待望、老荘思想と官僚国家日本のやり繰り論争勃発。ここは無難に長寿国家日本。民意を反映した減税医療費引き下げ、次世代受け渡し。
基盤と実態のマルチスタンダード国家日本。何を言ってもあんたが大将。
目次
1面
- 平成20年度定時評議員会・総会駿河台病院講堂で開催
- 螢光板
2面
- ご入学おめでとう 櫻井 勇同窓会長
- 新入生を迎えて 片山容一医学部長
- 平成20年度大学院医学研究科・医学部開講式挙行-大学院54名、学部113名の新入生を迎えて-
- 平成19年度新入生名簿
3面
- 同窓会推薦講演 板橋区高島平地域における高齢化社会の現状と高齢者患者の特徴 板橋区医師会病院長 斉藤友昭
- 顔 長尾建駿河台病院循環器科教授、久代登志男総合検診センター担当教授
4面
- 4月定例理事会
- 医師は何を、誰に説明すべきか-組織運営の側面から考える(8)- ヘルスケアマーケティング所長 鈴木喜六
- 医療と訴訟-注射と医療事故- 医学部法医学教授 押田茂實
- 60周年記念文庫(72)肝臓病の常識を疑え 高山忠利、講談社α新書
5面
- 第483回日大医学会例会プログラム、日本大学医学会定期総会ならびに日本大学医師会定期総会プログラム
- 日本大学医学部同窓会平成20年度行事予定
6面
- 平成20年度事業計画
7面
- 平成20年度事業計画
- 同窓会長室から(11) 櫻井 勇
- 知っていますか?医学部史料室(90):Thomas Addison 新聞担当理事 宮川美知子(59回生)
- Q&Aコーナー 新しい脳梗塞の超急性期療法について 脳神経外科准教授 加納恒夫
8面
- 同窓会の来し方・行く末平成20年2月 渉外担当理事 岡野匡雄
- Around the World〜この時、世界は〜(2008年3月)
- 良医育成を願って献体された民族学者櫻井徳太郎先生 勝呂 長
9面
- 基礎研究と臨床研究・河合達郎先生(ハーバード大学准教授)の活躍 桜井 勇同窓会長
- 循環文明 星野和男
- 日大医学部板橋病院外来担当表
10面
- 日本大学医学部第三外科学教室同門会
- 同窓会だより 茨城県支部会総会
11面
- 同窓会だより 北多摩支部総会
- 栃木県日大医学部同窓ゴルフコンペ
- 練馬区支部総会
- 翠心祭出品作品・水彩長浜暮色 鈴木佑典
12面
- 同窓会だより 第一外科同窓会ゴルフ大会
- ミニミニ同窓会・大泉学園町内会
- 珊瑚会名古屋大会