同窓新聞
第649号(2014年12月号)
2015.01.28
螢光板
一字でも不要な文字は省いて
はじめて書かせてもらった学会抄録に始まって論文原稿を書くときには注意され、また人にも注意してきた。ときどきページを繰る戦前から使われ版を重ねてきた愛用の作文指南書が示すところでもあった。紙、インクは有償有限で、一字でも短く表現するのが合理的だというのはレトリックのためではない。
「血算にて」、とか、「画像診断にて」などと書かれると、なぜ「で」ではいけないのか、必要性がないのではないか、ということになりいちいち直しては嫌がられた。
作文、入稿、出版と電子化されて紙、インクの節約の必要はなくなり、なかば梯子をはずされた気がする。PCから電子文書を作るのなら字数節約の謂れはない。それでも短ければ短いだけ読まされるほうの時間は経済で読者のためには短いほうがよいという事情は変わらない。
結婚式などで挨拶が長いと堂々と眠っている人がふえるがあれなどは文字数も内容も節約してほしいものだ。先日、選挙が公示となり新聞に各党党首の第一声となった演説の長さというのが出ていた(朝日12月3日朝刊)。九人の党首のうち最短が十一分、最長が二十八分だが、八人が二十分以下で、二十八分という外れ値を抜くと平均は十六分足らずとなった。聴衆には党員も多いのだろうが、寒空の下立ったままでひきつけておくには、演説に長けた党首クラスであってもこんなところが限界なのだろう。
党首ならぬ皆様におかれましては十分以下の挨拶がほどほどのところだろうと、年末年始に一言申し上げました。
目次
1面
- 新医学部長に高山忠利先生・医学部新執行部決まる
- 医学部長就任挨拶 高山忠利(消化器外科教授53回生)
- 医学部及び附属機関役職者名簿
- 我が学生時代 飯島幹夫(32回生)
- 平成26年 秋の叙勲・褒章受章者
- 新年交歓会のご案内
- 螢光板
2面
- 学部次長就任挨拶 相澤 信(機能形態学系生体構造医学分野教授 53回生)
- 学務担当就任挨拶 亀井 聡(内科学系神経内科学分野主任教授 53回生)
- 学生担当就任挨拶 山本樹生(産婦人科学系産婦人科学分野教授 50回生)
- 研究担当就任挨拶 内山 真(精神医学系精神医学分野教授)
- 卒後教育担当就任挨拶 山本隆充(脳神経外科学系応用システム神経科学分野教授 49回生)
- 企画・広報担当就任挨拶 浅井 聰(生体機能医学系薬理学分野教授 59回生)
- 「日大医学雑誌」論文募集のお知らせ
3面
- 論壇 推進しなくて結構です!
- 顔 八田善弘教授 血液膠原病内科(56回生)、松本直也教授 内科学系循環器内科学分野(62回生)
- 守谷 俊先生(61回生)自治医科大学総合医学第1講座(救急部)教授に就任
- 日大医学同窓新聞投稿規定
4面
- 関連病院長会議開催 高山忠利(53回生)
- 学芸 先天性サイトメガロウイルス感染症をご存知ですか? 神戸大学大学院医学研究科内科系講座 小児科学分野 こども急性疾患学部門特命教授 森岡一朗(70回生)
- 税を考える(24) いよいよ施行される新相続税法 その1 公認会計士・税理士 松田理明
- 若い人たちにお薦めする3冊の本 新野晃敏 山形県支部長(40回生)
5面
- 駿河台日本大学病院産婦人科医局お別れ会 永石匡司(60回生)
- Around the World〜この時、世界は〜(2014年11月)
- 知っていますか?医学部史料室(156) 新聞担当理事 宮川美知子(59回)
- 東京都医師会・日本大学医師会産業医研修会開催要項
6面
- 平成26年度日本大学医学部同窓会交流会横浜で楽しく過ごす! 岡野匡雄(43回生)
- リニューアルされた“日本大学病院健診センター”を利用して 高山忠輝(63回生)
- キャンパスにみるアングル 駿河台日本大学病院 第6回 川田 望(56回生)
7面
- 日本大学 初の「植込み型補助人工心臓」治療に成功! 循環器内科 中井俊子(63回生)
- 追悼 情熱と努力の人 岩井重富先生を偲んで 桜友会幹事 植田哲生(36回生)
- 同窓会だより
- 第16回 沖縄白濤会(46回生)開催
8面
- 広島県支部総会開催
- 平成26年度神奈川県相模支部総会
- 秋田県支部総会開催
- 日本大学医学部同窓会渋谷支部会の開催
9面
- 板橋支部同窓会
- 三十会(30回)
- 平成26年度 二高会開催される
- 同窓の付属病院受診システム
10面
-
「仁蕾会クラス会2014」開催の報告
-
医学部同窓会 福島県支部総会
-
平成26年度 富山県支部総会開催