同窓新聞

第655号(2015年7月号)

2015.09.25

螢光板

某ラニング雑誌に、アンチエイジングについての特集が組まれた。試しに国語辞典をひいてみたら、「抗加齢。老化をふせぐこと。抗老化」と書いてあったが、一般に使われるようになったのは最近だという。

昨今、高齢者が元気で運動に勤しむ姿がたびたび報じられている。本年5月31日には、米国カリフォルニア州で開催されたロックンロールマラソン(26.2マイル、約42km)で92歳の米国人女性が7時間24分36秒で完走し、日本でも大きく報道された。彼女は癌を2度克服し76歳でマラソンを始めたという。ちなみにギネスワールドレコードによると、男性のマラソン完走最高齢記録は1977年に98歳のギリシャ人ランナーが記録しているという。水泳では、マスターズ日本記録女子で100歳以上区分の各種目に記録があり、最長の1500M自由形の記録は1時間14分8秒ほどである。少々泳ぎに自信がある人でも自由形で1500Mを完泳するのは簡単ではないのに、100歳を超えてこの元気である。

日常、運動を習慣化して行うことは、身体機能を維持し寝たきり防止に役立つことは周知である。加えて、大会出場・記録更新という目標を持つことは生きる目標を持つことになる。トレーニング計画をたて、周囲の人と切磋琢磨し、大会出場の際には会場まで交通機関を利用してアクセスすることから、認知症の予防にもなっている。何より、筋肉が鍛えられて張りがあり背筋も伸びているので、外見も若々しい。「年よりの冷や水」などと言わず、このような高齢者を応援していただきたいと思う。

目次

1面

  • 第29回関連病院・同窓会学術集談会(第531回日大医学会例会)開催
  • シンポジウム「臨床研修医制度の現状と問題点」 川口市立医療センター病院事業 管理者 栃木武一(45回生)
  • 我が学生時代 田中直英(49回生)
  • 同窓会臨時総会告示
  • 螢光板

2面

  • 7月定例理事会
  • 新キャンパスへの道(1)決断と覚悟 医学部長 高山忠利(53回生)
  • 医学部役員との合同懇親会開催 総務担当理事 吉澤明孝(58回)

3面

  • 臨床研修医制度とこれからの医師 中川滋木(37回生)
  • 学芸 けいれんがなくても頭の中では何かが起こっている〜近況報告も含めて〜 自治医科大学医学部総合医学第1講座(救急部)教授 守谷 俊(61回生)
  • 知っていますか?医学部史料室(162) 新聞担当理事 宮川美知子(59回)
  • 日本大学医学部同窓会・同窓交流会 参加募集のお知らせ

4面

  • 顔 天野定雄教授(50回生) 外科学系小児・乳腺内分泌外科学分野(研究所)
  • 今、学生は…(26) 3学年クラス委員 中林隼斗
  • 心に残っている患者さん 〜美恵ちゃんの結婚〜 加部吉男(33回生)
  • なんとかならないか(IX)-医師の規範意識- 至誠会・こうじま慈愛病院名誉院長 奈良田光男(30回生)
  • 同窓会学術奨励賞決定 小川眞広氏(61回生)  山崎慎太郎氏(68回生)
  • 平成27年度同窓会60周年記念医学奨励基金奨学生決定 4年 京野香織 5年 三輪裕仁 6年 眞銅勇馬

5面

  • 創立130周年記念事業募金への御礼とお願い 医学部長高山忠利 医学部事務局長 小林 清
  • Around the World〜この時、世界は〜(2015年6月)
  • 第14回日本大学医療系同窓・校友学術講演会の開催について 渉外担当理事 平山晃康(54回生)
  • お知らせ 9月28日(月)22:00〜 NHKプロフェッショナル・仕事の流儀に医学部長 高山忠利が出演
  • 同窓の付属病院受診システム
  • 「日大医学雑誌」論文募集のお知らせ

6面

  • 心に残っている患者さん 椎原弘章(49回生)
  • 落語に学ぶ雑学 (27)食物編 題目:素人鰻 食材:鰻(うなぎ) 佐藤公望(48回生) 
  • 同窓会だより
  • 第61回生 守谷 俊君の教授就任を祝う会ご報告 伊藤大介(61回生)
  • 日本大学医学部同窓会 兵庫県支部総会報告 岡野安雅(39回生)

7面

  • 硬式庭球部創部55周年記念会のご報告-新たな活動に向けて- 伊藤大介(61回生)
  • 第27回日大第三外科同門会総会 笠倉雄一(55回生)
  • 日大医学同窓新聞投稿規程

8面

  • 平成26年度日本大学医学部同窓会 江東区支部総会(江桜会) 植松義直(66回生)
  • 快仁会(四十四会)ゴルフコンペ開催 熊谷振作
  • 翠心祭・若樹祭実行委員会からのお知らせ