同窓新聞
第670号(2017年1月号)
2017.03.24
螢光板
例年なかなか数の減らない年賀状であるが、昨年は高校の恩師より「高齢のため代筆してもらっていたため」また今年は小学校の恩師より「定年退職してフツーのおばさんになったため」年賀状に「今回で最後にさせていただきます」と書かれていた。退職を区切りとして年賀状も整理しているのであろう。なんだか寂しい気もするが、自然に不通になることが多いなか律儀な恩師に感謝した。
日本老年学会が1月5日、これまで65歳以上を「高齢者」とみなす定義から75歳以上を「高齢者」とする変更、すなわち65~74歳は「准高齢者」(准高齢期:pre-old)、75~89歳は「高齢者」(高齢期:old)、90歳以上を「超高齢者」(超高齢期:oldest-old, super-old)と区分することを提言した。漫画「サザエさん」でおなじみの「波平さん」は現代の感覚では70歳くらいに見えるが実は54歳という設定だそうで、昨年6月の学会テーマが「新しい高齢者の定義」として、波平さんは「おじいちゃんでも高齢者ではありません」というものだった。
医師には職業上の定年はなく、生涯現役の先輩医師もいらっしゃる。知り合いのお母様は65歳できっぱりと閉院して、余生を送る素敵な家を新築したが、結局ニーズがあり80歳近くまで働いていたと聞いた。
この正月は1年ぶりに帰省した高校生の長男に足の踏み場がなく崩れそうな書類の山を見つけられてびっくりされた。部活の寮では毎日清掃の時間があり、整理・整頓にうるさいらしいのだ。年齢的に仕事の区切りはまだまだ先であるが、今年は酉年、しっかり片付けして飛躍の年にしたいと思う。
目次
1面
- 新年交歓会開催 総務担当理事 吉澤明孝(58回生)
- 我が学生時代 久我 堯(35回生)
- 同窓会総会告示
- 平成28年 秋の叙勲・褒章受章者
- 螢光板
2面
- 12月定例理事会
- 1月定例理事会
- Around the World〜この時、世界は〜(2016年12月)
- 募集「クリニックモール開業希望医師」
3面
- 心に残っている患者さん 北村一雄(50回生)
- 心に残っている患者さん 中村博志(35回生)
- 学芸 生命(いのち)の再建術~若年子宮頸がん患者の子宮を残すがん摘出と再建 産婦人科学系産婦人科学分野主任教授 川名 敬
- 日大医学同窓新聞投稿規程
4面
-
平成29年度 同窓会60周年記念医学奨励基金研究助成金受領者決定
-
翠心祭の実際
-
日本大学校友会新潟県支部創立90周年記念式典 医学部長高山忠利先生が御講演 石崎悦郎(55回生)
5面
- 知っていますか?医学部史料室(177) 新聞担当理事 宮川美知子(59回生)
- 乳癌手術件数が6倍に 外科学系乳腺内分泌学外科学分野 准教授 櫻井健一(66回生)
- 板橋病院医療連携センターの現況と展望-きめ細かい医療連携と最新医療の情報共有をめざして- 附属板橋病院医療連携センター長 高山忠輝(63回生)
- 今、学生は…(40) バドミントン部主将 小林智博(医学部3年生)
6面
- 同窓会だより
- 平成28年度 福島県支部総会
- 平成28年度 宮城県支部総会開催
- 第8回キャリアアップセミナー 活躍する女性医師ロールモデル 谷 眞弓(57回生)
- 「日本大学医学部 禄重会(昭和62年卒)卒後30周年記念同窓会」開催についてのご案内
- 愛媛県支部長に河邉忠郎氏就任