同窓新聞
第674号(2017年6月号)
2017.07.28
螢光板
現在はスマホの全盛期であり、ガラケーからスマホへの乗り換えに、悩む人は多いだろう。かく言う筆者も1年半年前に、ガラケーの紛失を契機にスマホ派へ変身し、遅ればせながら、スマホの便利さを享受している。スマホには沢山の機能があり、インターネットからアプリを入手すれば、利用範囲は格段に広がる。
最近はまっているアプリに、睡眠アプリがある。睡眠アプリの機能には、(1)睡眠状態(覚醒・浅い眠り・深い眠り)をチェックする、(2)睡眠リズムを判断して、眠りが浅くなった時に起こす、(3)計測データをグラフに表示するなどがあり、さらに、(4)イビキや寝言も録音してくれる。自分の睡眠リズムと睡眠効率を知るには、とても便利な道具だ。仕組みを簡単に説明すると、スマホには加速度センサーが内蔵されており、スマホの揺れや傾きによって睡眠状態を計測する。使用方法は非常に簡単で、就寝前にアプリを起動し、目覚ましの時刻を設定してから、枕元に置いて寝るだけである。この時刻設定が面白く、設定時刻から前30分の間で、眠りが浅いレム睡眠時に起こしてくれる。これで朝は、スッキリと目覚められる。
実際に毎日使ってみると、入眠時間、睡眠のパターン、睡眠の深さの測定精度はかなり高い。良い睡眠には、アミロイドβタンパクの蓄積を減らす効果があるので、睡眠アプリは認知症予防にも役立つだろう。この他の健康増進アプリには、歩数や歩行距離を記録する歩数計や、カメラのレンズに指先を当てるだけで、脈拍数を測る心拍数アプリもあり、ガラケーにはもう戻れないだろう。
目次
1面
- 関連病院同窓会学術集談会開催 春日部医療センター病院長 山本樹生(50回生)
- 我が学生時代 大澤 崇(36回生)
- 日本大学医学部同窓会会長・監事改選に関する告示
- 平成29年 春の叙勲者 原中勝征氏(39回生)木下 毅氏(39回生)安田福輝氏(49回生)
- 千代田区支部長に滝正彦氏(41回生)就任
- 品川区支部長に白井 寛氏(56回生)就任
- 螢光板
2面
- 論壇 消えゆく検査、なくならない病気
- 顔 兼板佳孝先生 社会医学系公衆衛生学分野教授
- 追悼 高野佳晃先生を悼む 野村洋二(42回生)
- 日本大学医学部同窓会・同窓交流会参加募集のお知らせ
- 選挙管理委員会
3面
- Around the World〜この時、世界は〜(2017年5月)
- 同窓会長室から(46)日大板橋病院新築決定 梶原 優(45回生)
- 同窓会60周年記念医学奨励基金研究助成金受領候補者募集
- 第60回東日本医科学生総合体育大会 競技日程及び会場
4面
- 6月定例理事会
- 図書館だより
- テレフォンサービス終了にあたって
- 日本大学病院一般外来診療担当医表
5面
- 学芸 最新の喘息治療法 気管支サーモプラスティ 内科学系呼吸器内科学分野准教授 丸岡秀一郎(68回生)
- 今、学生は…(44) 五年クラス委員 中林隼斗(医学部5年生)
-
思いのままに(I)新年交歓会から 奈良田光男(30回生)
6面
- 知っていますか?医学部史料室(181) 新聞担当理事 宮川美知子(59回生)
- 落語に学ぶ雑学(34)食物編 題目:鮑のし 食材:鮑(あわび) 佐藤公望(48回生)
- 醫の肖像~日本大学医学部コレクション~発売開始!!
- 翠心祭・若樹祭実行委員会からのお知らせ