同窓新聞
第699号(2019年12月号)
2020.01.31
螢光板
2019年の年間流行語大賞に「ONE TEAM」が選ばれたそうで、ラグビーファンとしてはとても嬉しい。ラグビーには品位「INTEGRITY」・情熱「PASSION」・結束「SOLIDARITY」・規律「DISCIPLINE」・尊重「RESPECT」という5つのラグビー憲章があるそうだ。今回の日本大会では、ゲームだけでなく各国の選手の振る舞いも話題になった。「国籍」や「ポジション」が様々なラグビーの最大の魅力は「多様性」だと言われる。日本代表は7月宮崎キャンプ最終日に日向市・大御神社にある「さざれ石」を訪れて、多様な背景を持つ選手たちの一体感を深めるため「君が代」を皆で歌った。その際「さざれ石」は小さな石が集まって、大きな巌(いわお)となったこと、チームのメンバーひとり一人の心が一つになれば大きな力、巌となるという説明を受けて、静けさの中に闘志を秘めていたそう。その後「さざれ石」から「巌」となった見事なスクラムや華麗なオフロードパス&トライで「ONE TEAM」となり、念願のベスト8に入ったのは記憶に新しい。ダイバーシティ(Diversity)とは「多様な属性の違い」を意味し、性別、年齢、人種や国籍、障がいの有無、性的指向、宗教、心情、価値観などの多様性だけでなく、キャリアや経験、働き方などに関する多様性も含まれる。2020東京オリンピックもひかえて、日常診療でも外国人と接する機会が増えている今、医療の現場でも「さざれ石」のように小さな事を積み重ねて強い信頼関係を築き自分なりのONE TEAMを目指したい。
目次
1面
- 支部長・卒業年次代表者会開催 総務担当理事 吉澤明孝(58回生)
- 山岳部で過ごした六年間 石原通臣(40回生)
- 螢光板
2面
- 額田豊学科長罷免問題 学友会雑誌第11号(昭和7年12月発行)から(10) 医学部創設100周年記念誌編纂作業部会 西成田 進(46回生)
- 世界で提唱するこれからの社会貢献 ジェイコー横浜中央病院長 藤田宜是(51回生)
- 論壇「試験と試練」
- 心に残っている患者さん 社会福祉法人 仁生社 江戸川メディケア病院 名誉院長 片山 久(52回生)
3面
- 知っていますか?医学部史料室(206) 新聞担当理事 宮川美知子(59回生)
- Around the World(2019年11月)~この時、世界は~
- 税を考える(39) 母校への寄付金と節税 公認会計士 税理士 松田理明
4面
- 落語に学ぶ雑学(45)身体編 題目 普段の袴 疾患 熱傷 佐藤公望(48回生)
5面
- 同窓会だより
- 福井県支部同窓会開催のご報告
- 鵬遊会拡大クラス会開催 宮川美知子(59回生)
6面
- 川越市 桜越会 開催(於 川越プリンスホテル) 熊谷振作(44回生)