同窓新聞
第702号(2020年4月号)
2020.05.29
螢光板
1月下旬から、新型コロナウイルス感染症が日本中を駆け巡り、この原稿を書いている3月中旬には米国や欧州の国々が国家緊急事態宣言を発した。
2月中旬から、種々の会議や学会・イベントなどが中止になり、私はプライベートな時間が随分できた。折角なので、後回しにしていた仕事のいくつかを片づけたり、久しぶりにテレビをじっくり見たり、買い物に行ったりして過ごした。そうは言っても感染も怖いので、買い物の往復には自家用車を運転することにして、少々気を遣った。トレイットペーパーは、知人のアドバイスで店頭に無くなる直前に1袋買うことができた。働く者は、このような事態での買い物は不利であることを知った。
テレビでは、ゴルフトーナメントが中止になったので中継ができず、急遽プロ選手を招いて過去の大会の映像で特集を組んでいた。東日本大震災の時も似たようなことがあったが、今回はSNS網の発達で、感染者特定のための犯人捜しのようなメールが飛びかうという信じられない事態もあったそうだ。「人の不幸を嘲笑う」などという生易しいものではないと感じた。
日本という国は、中国をはじめとする諸国に、観光客を含めて経済的に依存しているということが表面化しているということが表面化して、これも問題になった。中国人観光客が来なくなったら日本のホテルや旅館が潰れるというのはどういうことだろうか?昔から、「国内需要を賄えるような国内生産ができる国は危機に強い」と言われている。農業政策など、これまでのやり方を今一度、政府は見直した方がよいのではないかと思った。
目次
1面
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令和2年度 日本大学医学部入学式中止
- 我が学生時代 関 正道(52回生)
- 螢光板
2面
- 新入生を迎えて 日本大学医学部同窓会会長 梶原 優(45回生)
- 新入生を迎えて 医学部長 高山忠利(53回生)
- 論壇 病院勤務医の労働時間
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定年退職にあたって 仲沢弘明
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最終講義 内山 真教授 日本大学医学部精神医学系医局長・病棟医長 山田幸樹(75回生)
3面
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退任の挨拶 総合科学研究所 教授(整形外科) 長岡正宏(51回生)
- 2020募金御礼 募金委員会委員長 車谷 仁(50回生)
- 落語に学ぶ雑学(47)食物編 題目 穴子でからぬけ 食材 穴子(白身魚) 佐藤公望(48回生)
- 学芸 保険適応となる予防的乳房切除術―新しい遺伝性乳癌卵巣癌症候群患者の診療 日本大学医学部外科学系乳腺内分泌外科学分野 主任教授 多田敬一郎(東京大学平成3年卒)
- 令和2年度 新入生名簿
4面
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小川郁夫先生(日大医学部山岳部OB会長)著書 南の極地への旅(二) 語りつぐ極地のロマン 自然に学び人と生きる 野村洋二(42回生)
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学友会雑誌から(13)学友会雑誌(第15号)から―「聯合級役員会」― 医学部創設100周年記念誌編纂作業部会 西成田 進(46回生)
- Around the World(2020年3月)
- Q&Aコーナー
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落語に学ぶ雑学(48)薬、治療編 題目 風 薬 風邪薬 佐藤公望(48回生)
5面
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思いのままにⅥー忘れないでー こうじま慈愛病院 名誉院長 奈良田光男
- 第114回 医師国家試験 学務副担当 兼板佳孝(公衆衛生学分野 主任教授 兼板佳孝・65回生)
- 今、学生は…(70)硬式テニス部主将 山越道三郎(5年生)
6面
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心に残っている患者さん 久松建一(39回生)
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心に残る患者さん 高島憲一郎(元高島内科胃腸科理事長・41回生)
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知っていますか?医学部史料室(209)新聞担当理事 宮川美知子(59回生)
- 若い人たちにお薦めする3冊の本 葛飾区支部長・小松眼科医院 小松 仁(50回生)
7面
- 同窓会だより
- 令和元年讃和会(38回生)開催