同窓新聞

第710号(2021年1月号)

2021.03.30

螢光板

今年はオリンピックの年だ。外国人との会話で苦手なのは、彼らの名前を覚えることだ。ファーストネームさえ覚えれば、会話が弾み親近感も湧いてくるのだが。以前アメリカの友人に、なぜファーストネームで呼び合うのか尋ねたら、ラストネームは種類が多く複雑過ぎて、とても覚えられないよと言っていた。では子供の名前をどうやって選ぶのかと尋ねたら、「ベイビーのための名6000」というペーパーバックを渡された。この本には名の意味と由来や、様々な愛称が載っている。アメリカ人の名は日本に比べると種類は少なく、聖書由来が多い。しかし最近は信仰とは関係なく、落ち着きのある定番の名を選ぶという。2020年度のアメリカの名ランキングでは、男の子がノア、リーアム、イライジャ、女の子はオリヴィア、エマ、エイヴァの順であった。ノアをこの本で調べると、ヘブライ語由来で意味は休息、安楽であり、オリヴィアはゲルマン語由来で、平和、温厚とあった。一方日本での2020年の名ランキングは、男の子は蓮(れん)、陽翔(はると)、湊(みなと)、女の子は陽葵(ひまり)、芽依(めい)、陽菜(ひな)となっており、筆者には別世界であった。ついでに猫の名を調べたら、雄はレオ、ソラ、コタロウ、雌はモモ、ハナ、ココとあった。我が家にも猫がおり、ポール・サイモンやポール・マッカートニーに因んで、名をポールと名付けた。かつて友人の妻アンと猫の話で盛り上がった際に、突然口ごもった記憶がある。なんと夫の名がポールだったのだ。猫に人間の名前を付けるのは、やばいと痛感した。

目次

1面

  • 特集 コロナ禍での委員会活動

  • 総務委員会から 総務担当理事 吉澤明孝(58回生)
  • 学術委員会活動 学術担当理事 松本直也(62回生)
  • 同窓新聞発行状況 新聞担当理事 宮川美知子(59回生)
  • コロナ禍における次年度予算案について 財務担当理事 隈部時雄(47回生)
  • 令和2年 COVID-19流行下の委員会活動 渉外担当理事 秦 光賢(63回生)
  • 我が学生時代 浅野 修(42回生)

  • 螢光板

2面

  • コロナ禍におけるキャリアアップセミナー〜一年生にエールを〜 女性医師ネットワーク委員会 谷 眞弓(57回生)

  • 「徳沢牧場に星が降る」日本大学医学部徳沢診療所65年史 原田智紀先生著(山岳部OB・監督) 野村洋二(42回生)

  • 学友会雑誌から(19)志村爆発学生救護隊活躍の記―学友会雑誌第24号、昭和14年7月発行― 医学部創設100周年記念誌編纂作業部会 西成田 進(46回生)
  • Around the World(2020年11月)~この時、世界は~
  • Around the World(2020年12月)~この時、世界は~

3面

  • コロナ禍における医学部での授業 医学教育センター長 教授 日台智明

  • あの頃は その1 医局対抗野球試合 泌尿器科 同門会 会長 熊谷振作(44回生)

  • 学芸 眼科手術の進歩を考える~小切開硝子体手術を中心に~ 日本大学医学部視覚科学系眼科学分野 日本大学病院 教授 中静裕之(67回生)

4面

  • 学術奨励賞受賞記念講演要旨

5面

  • 令和3年度 同窓会60周年記念 医学奨励基金研究助成金 受領者決定

6面

  • 雑感~医者の子供は医者になるべきか?~ 日本大学病院 副病院長 心臓血管外科 秦 光賢

  • 雑感 一般教育学系主任教授 宇田川誠一

  • 今、学生は…(78) 4年クラス委員 小中英樹(医学部4年生)

  • 若い人たちにお薦めする3冊の本 杉並区支部長 安部幸一(あべ内科消化器科クリニック・61回生)

7面

  • 心に残っている患者さん 一和多俊男(前東京医科大学八王子医療センター呼吸器内科教授 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会理事長 浦和医師会健診センター・53回生)

  • 知っていますか?医学部史料室(216) 新聞担当理事 宮川美知子(59回生)

  • 心に残っている患者さん 大城 博(おおしろ整形外科クリニック理事長・53回生)

  • 落語に学ぶ雑学(54) 薬、治療編 題目 品川心中 治療 溺水、救命処置 佐藤公望(48回生)